書評 先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか? 川上 昌直

先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか? 川上 昌直著作

 

 

先輩上司風の女性がでかでかと表紙に載っているのがインパクトのある本(笑)

 

 

先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか?

先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか?

 

 

 

読んでいるとちょくちょくこの女性(津島 衣里)のカットが入ってきて大変読みやすい(爆)

 

 

内容としては様々なビジネスモデルやマネタイズを紹介している本です。

 

パット見では子供がターゲットに思われるものは、実はその親が真のターゲットである。子供料金が適応されているお店は、子供だけではいけないので必然的に親が

一緒についてくる。

 

利益を期待する人と期待しない人がいる。

この考えを顧客ミックスと呼んで利益の取り方にメリハリをつけいて全体の

バランスをとっているみたいです。

 

そういった視線で見ると

子供向けの映画の興行収入が高いことに納得がいきました。

 

ほかにも

 

ジェットコースターを逆向きに走らせて新しい価値をだしたUSJのハリウッド ドリーム ザ ライド

 

新しく作ると数百億円かかるものが低コストで新しい価値を生み出す発想の転換など

 

飲食業では牛丼が280円で食べれていた時、卵で稼いでいたこと、一個50円で売られていたものの仕入れ値は数円になる。加工もしないため付加価値をつけず粗利をつけて売れる環境を作ったこと。

 

ジレット社の剃刀の刃やウォーターサーバーなど消耗品(オビ)で時間をかけて儲ける仕組み

 

T POINTを運営するカルチュア コンビニエンス クラブはTカードで集めたビッグデータを販売することで大きな利益を上げている

 

儲けない商品を置いて珍しいと思う人が寄ってきて、ついでにほかに何か見ていくロングテールというやり方(Amazon)

 

マセラティの800マンのギブリを投入した結果、いつかは最高クラスの本物が欲しいと憧れを長期的に育てる。製品ピラミッド戦略

 

自販機で100円のコーラがルームサービスなら1000円になるマルチコンポーネント戦略。自販機は広告宣伝の意味合いもあるので安くなっていること。

 

携帯ゲームのように5パーセントの課金者が95パーセントの無課金者を支える。フリーミアム現象

 

 

など世の中の製品やサービスを考え直すことにつながりました。

 

価格は人や状況によって変わることを意識していくべきだと感じました。